梅雨の彩 

2018.6.19

ヒメシャラの鉢に1本だけネジバナが咲いた。20センチ程に伸びた花径の先にごく小さなピンク色の花を螺旋状につけている。ランの一種らしい。

昨年はこの鉢から数メートル離れたところに置いてあるモッコクの鉢に咲いた記憶がある。可憐なネジバナから見たら大木に写るであろうヒメシャラの根元で風に揺れながらひとり立つ姿を見ていると一句詠みたくなった・・・・・・・・・が素養がなくあきらめたたらーっ (汗)

都立中央図書館に商店街広報誌「HIROOwalk」を届けることになった。有栖川宮記念公園のてっぺんにある図書館への道すがらではあちらこちらでしっとりとした梅雨の趣を目にする。斜面を覆う笹にも落ち着きと力強さを感じる。池を見下ろす高台にかかる橋で岩肌を流れ落ちる滝の水音を聴くのも心地よい。

天気予報では明日からしばらく小雨マークが続くようだが、今日はうれしいことに青い空が広がる。水分をたっぷり吸いこんだ樹々の緑は鮮やかさを増し、その中に咲くブルーのアジサイの美しさを一段と際立たせる。

当然のことながら梅雨の晴天は続かない。広尾散歩通りのカフェでお茶を始めた時は眩しいくらいに陽が差していたのに、お店を出る頃には暗い雲に覆われ雨が降り出していることもある。そんな時に便利なのがスタバの目の前にあるタバコ専門店「シガレット吉田」http://www.cigaretteyoshida.jp/

普通のたばこはもちろん、葉巻、手巻きたばこ、パイプたばこまで揃える老舗だが、店頭には各色のコンバクトな折りたたみ傘も並んでいる。透明なビニール傘ではない。銭湯「広尾湯」と小道をはさんだお隣さん。以前、日比谷線広尾駅の改札口から出て来た途端に雨が落ちてきた時にも助けられた。

傘を買ったとたんに雨が止むこともある。そんな時はまた折りたたんで、広尾散歩通りをしっとりと巡ってほしい。

by  Oyaji-M

 

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