広尾の大晦日&「広尾月」プチ情報
まだクリスマスも来ていないのに気の早い話かもしれませんが、大晦日はどのように過ごされるご予定でしょうか?
テレビではNHK紅白歌合戦の放送に続き“ゆく年くる年”が始まり、もう間もなく新年を迎えるという頃になると、毎年、広尾散歩通りにも除夜の鐘を撞く音が響きます。
広尾駅方面から祥雲寺山門に向かって参道がのびる門前町として発展してきた広尾では、祥雲寺を始めいくつかのお寺で除夜の鐘を撞かせてくださいます。
吐く息も白い大晦日の夜空の下、自ら撞く梵鐘(ぼんしょう)が放つ重い響きは脳天まで達し、長い余韻の中で身が引き締まる思いです。
お寺で煩悩を祓った後は、ちょっとだけ足をのばして、ぜひ廣尾稲荷神社まで初詣にお越し下さい。広尾散歩通りから広尾橋交差点を東京三菱UFJ銀行側に渡り、ブロックが敷かれた歩道を駐車場の柵に沿って有栖川宮記念公園方面に進みます。道をはさんで左側にカフェ「セガフレード・ザネッティ」が見えたら、巨大なクスノキがせり出す角を右に曲がるとほどなく廣尾稲荷神社です。
天井に日本洋画家の先駆者「高橋由一」が描いた迫力満点の竜の絵を持つ拝殿で参拝をした後は多くの方がお焚き揚げを囲むように集い、思い思いに新年を祝います。“生演奏”のお囃子がお正月気分を盛り上げ、氏子有志が配るお神酒、甘酒、味自慢のココアが冷えた身体を温めてくれます。お神酒は広尾でしか味わえない香り豊かな樽酒「廣尾」。大晦日のこの味を楽しみしている方もたくさんいらっしゃいます。無くなり次第終了となりますのでお早めにお越し下さい。例年は2時頃までには無くなってしまうような・・・。
私も大晦日は毎年、廣尾稲荷神社で大晦日を過ごします。
何かと忙しい師走ですが、お身体に充分気を付けてお過ごしください!
続いて「広尾月が見られるかもニュース」です。
祥雲寺山門前から広尾橋方面を見ると、広尾散歩通りの先に繁るこんもりとした樹木の後ろに東京タワーが左に、麻布十番の高層マンションが右にと並んで建っていますが、夕暮れ時にそこに上ってくるまんまるに輝く満月を「広尾月」と呼んでいます。この位置で満月を見ることが出来るのは1年間で数日だけ。それも20分程度の短時間です。
カメラマン上松尚之氏が撮影した「広尾月」は2011年発行のHIROOwalk2号の表紙を飾り、翌年の第4号 /?page_id=1042 でもP.2に記事が書かれています。月の上る角度と方角をもとに予想すると新年(2018年)1月2日の夕方に「広尾月」が見られるかもというニュースが飛び込んできました。
お天気も関係しますから必ず拝めるという保証はもちろんありませんが、見ることが出来たら2018年は幸先の良いスタートとなりますね。
よろしかったらぜひトライしてみてください!
By Oyaji-M