暑中お見舞い申し上げます
ちょっとした連絡はもちろん、
「ご無沙汰しております」で始まる文面でも、メールやLine。
文字入力さえ面倒になると、電話。
その昔は、北海道や関西のペンフレンド(古いっ!)へ、せっせと手紙をしたため
ておりましたが、今や返事はスタンプひとつ。
そんな私が、手書きの『暑中お見舞い』を郵送したくなったのは
魅力的なカードに出会ったから。
広尾の文具の聖地『奥本いろは堂』さんです。
朝顔、ヒマワリ、スイカ…、夏の定番キャラ達のカードは、
立体的に立てて飾れたり、ペンギンや熱帯魚の、半透明のカワイイ絵柄が重なり
合っていたり、風鈴の音が流れるカードも。
受けとる相手を楽しませたい気持ちは、カード開発のプロフェッショナル達の創意
工夫で、見事な進化を遂げおります。
どれもこれも、見てるだけでも楽しい!
買いたい、送りたい、誰に?
送るのは、昭和ひとけた生まれのジェントルマン、哲学者で科学者の野本さんにし
ます。商店街を二人で散策していると、「このお店はここにライトを点けた方がい
いですよ。ここが暗いのは良くないです」
独自の集客論が始まったり、どんな事柄にも真剣なので、いつもカンカンガクガ
ク、時間を忘れて熱くなる“相棒”です。“知性”という言葉と、“お茶目”という表現が
ぴったりな方なので、カードの選び甲斐もあります。
商店街のすぐ近くの小学校でホタルが見られますょというポスターを目にしたの
で、ホタルもいいかなー。
相手を思い浮かべながらカードを選ぶ。
久しぶり過ぎて、新鮮です。
カードに合わせて、ボールペンも新調。
『暑中お見舞い申し上げます』
手書きで出すのは、人生初かも!
前日、電話で話しているので、特に書き連ねる事はないのですが、
季節のカードから生まれた、ワクワクする気持ちを早く届けたい!
ひとり盛り上がってポストへ投函してから、
何気なく不安になり、ネットで確認。
『諸説ありますが、暑中見舞いのお便りを出す時期は、梅雨明けから立秋前まで』
フライングしました!
(美容室のaizawa)