もくもく

2017.6.6

2017年5月18日放送

もくもく 波多野さん写真

ゲスト: 『中華料理x炭火焼 もくもく』     代表 波多野 茂   さん 

「中華料理x炭火焼 もくもく」は波多野茂さんが代表を務め、平成28年9月にオープンしたばかりの新しいお店ですが、これまで親子5世代に渡って広尾でそれぞれの時代に合ったお店を営んでこられました。1代目鉄之助さん、2代目利作さんは左官、3代目実さんはまずは氷や炭などを扱う燃料屋を営み、世の中の電化と共に需要が減ったことから転業を決意して手芸品店「ぼたんや」を開業。戦後のベビーブームにて母親が子供の為に洋服を作ることも多くなると見据えて始めたそうです。実さんは街の少年野球チームの監督としても活躍され、大勢の野球少年から「野球のおじさん」として親しまれました。そして今回のゲストでいらっしゃる4代目茂さんは手芸品店をしばらく営んだ後、知り合いの串焼き店で1年間修行をして平成2年に串焼き屋「もくもく」を開店させました。最初の3年程はバブルの終期であり、連日大勢のお客様が来店し、2時間制で回転させてもかなりのお客様を断っていたそうです。バブルについては平野ノラのお笑いでしか知らない私達にとって茂さんが話してくださる当時の思い出話は驚きの連続でした。そして5代目は星付きレベルの中華料理店2店で約10年修業を積んできた健さん。本格的中華料理とともに、今まで串焼きで使っていた炭火も大切にしたいという思いから「中華料理x炭火焼 もくもく」として再スタートしました。

レベルの高いお料理をお手頃価格で楽しめることが大きな魅力です。「オープンしたての時期も、ありがたいことに、串焼き屋当時のお客様や街の常連さんの来店によって苦しいスタートとはなりませんでした。しかし、今年の2月頃に来客数の落ち込みがあり、写真を載せたメニュー制作など工夫を重ね、だんだんとお店のことが浸透し、お客様も増えました。」と振り返っていました。最近はお客様に入店をお待ちいただく日もある人気店となりましたが、まだまだ街の方の中にもお店のことを良く知られていないとの思いから今回のゲストとして出演してくださいました。茂さんと共にホールを担当されているのは、健さんの妹さんの優さん。広尾散歩通りのホームページ「ひろさん百科」の中にある「広尾のイチオシMORE」で“広尾のヒロイン”として紹介されている素敵な方。

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どのお料理もオススメという事でしたが、特に「よだれ鶏」はイチオシのようです。私もいただきましたが、茹でた鶏肉にピリ辛のたれがかかっていて思い出すだけでもよだれが出そうな逸品です。また、若い女性に人気のパクチーを使ったオリエンタル料理の種類も豊富で、女子大生のお客様もたくさん来店しています。

 茂さんは「串焼き屋の時は大半のお客様が中年の男性でしたが、今は気が付くとほとんどが女性という日も多いんです」と息子、健さんの成功を目の前で見ることができて幸せそうでした。奥様もお店のお手伝いをされている「もくもく」。家族経営の温かい空気の中で、気軽に本格的中国料理を味わってみてはいかがでしょうか。

  放送の最後には、5月21日(日)に広尾散歩通りで開催された「大鮪まつり」と、同じ日に渋谷で開催された「渋谷・鹿児島おはら祭」の告知を行いました。一緒にDJを務めた聖心Radio Station前部長は鹿児島の出身。ちょうど鹿児島からお越しになっていたお母様もスタジオにお迎えして母娘にて鹿児島弁でおはら祭について語ってもらいました。「渋谷・鹿児島おはら祭」は今年で20周年を迎えたそうです。これからも渋谷と鹿児島の深いつながりに期待したいですね。      

 放送は以下のURLでお聴きください。

https://note.mu/shiburadi/n/n688f382745b8

 

(記者:まいまい)

 

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