それいゆ
こんにちは、初めまして。 JD(女子大生)のむーちょです。
今後定期的に、この「広尾商店街の日記」に投稿させていただきます。
さて、広尾商店街にはたくさん好きなお店がありますが、その中でも私が好きを通
り越して、愛しているのが「それいゆ」。
広尾駅から祥雲寺に向かって散歩通りを歩いていくと右手にすぐに見えてきます。
白を基調とした店構えに映える、中央の赤いドアがとてもお洒落で印象的ですよね。
店内に飾られた可愛らしい雑貨類や、色あざやかな洋服には性別、年齢関係なく立
ち止まって見惚れてしまう人も多いのではないでしょうか?
「それいゆ」は昭和初期に活躍した人気画家、中原淳一さん(1913-1983)の専門店
で、広尾には2004年にオープンしたんだとか。
中原さんの描く美しい女性や可憐な少女たちは世代問わず、現代でも多くの人たち
に愛されています。何を隠そう、私もそのうちの1人です。
地方出身の私にとっては、それいゆのある広尾に毎日大学生として通えるなんて、
本当に夢のようでした。
これまで、それいゆで集めてきた中原淳一コレクションは数知れず。
ざっとこんな感じです。
写真一枚では収まりきらないのが何とも残念。 レターセットや、ファイル、絵はが
き、画集、中原さんが著した書籍類、ブックカバー、コップ、ショルダーバッグな
どなど……言い出したらきりがない。
今更ながら、なぜ、中原淳一さんの描く女性たちに心惹かれるのかと考えてみる
と、それはきっと「ぜいたくではないけど美しい」からだと思います。
今でこそ、豊かな社会で暮らしている私たちですが、中原さんの生きた時代は昭和
初期から戦後と貧しい世の中でした。しかし、そんな中でも中原さんは少女たちに
格好だけでなく、心、ひいては暮らしも美しくあれと訴えかけ、女の子たちに夢を
与え続けたのです。豊かだから美しくなるのではなく、心が素直で澄んでいるから
こそ溢れてくる女性の美しさ。
中原さんのそんな素敵な想いが、彼が描く女性たちに表れているからこそ、没後約
30年が経過した今日においても、彼の絵や考え方は私のようなファンを魅了し続
けて止まないのだと思います。皆さんもぜひ1度、「それいゆ」に足を運び、中原
さんの想いを感じみてはいかがでしょうか?
「それいゆ」や、中原淳一さんに関する記事が, トップページにある
「 ひろさん百科 」中の「聖心歳時記」にも掲載されています。
そちらもぜひチェックしてみてくださいね
↓ /wp-content/uploads/2017/02/saijoki18.pdf
それでは、今回はこのへんで。 また次回お会いしましょう。
むーちょ