愛妻の日
さわやか信用金庫ATMの前にある薔薇専門店「AFRIKA ROSE」。
ケニアの薔薇を専門に扱うお店だ。
ウインドー越しに見える色とりどりの薔薇は
美しいグラデーションを持つ個性的な柄で道行く人の足を止める。
その強い生命力から花もちがとても良いと聞いた。
「渋谷のラジオ」のゲストに代表の萩生田愛さんをお迎えした時に
ケニアが世界でトップクラスの薔薇の生産地だと知った。
生産者も、買った人も、贈られた人も皆が幸せになるようにとの願いが込められた
フェアトレードの薔薇。
店長の松野さんから1月31日が“愛妻の日”と聞いた。
「奥様に一輪の薔薇を贈られてはいかがですか?」と。
まったくもって自慢ではないが、結婚して20年、
女房に花を贈ったことは一度もない。
「一輪も素敵ですが、3本の薔薇には特別に“愛しています”という意味がありま
す」とデザイナーの田中さん。
「奥様はどのような方ですか?」と聞かれた。
女房を言葉で説明するのは難しいものだ。
「身長が163cm、髪の毛はこの位の長さで、グレーのセーターを着て・・・・」
これでは迷子か容疑者探しだ。
思わず「強い人です」と答えた。
田中さんが選んでくれた薔薇は引き込まれるような美しさの中に
「思い」をしっかり届けてくれる力強さを感じた。
3本の薔薇に「すまん」「お手柔らかに」「これで許してちょうだい」の気持ち
を20年分込めることにした。
ひょんなことから大役を背負わされた薔薇である。
「えっ、だれかにお花もらったの?」と女房。
「買ったんだよ」と私。
今、20年分の懺悔が玄関に飾られている。
ただ、女房もまんざらではなさそうだ。
1月31日。愛妻の日。
あなたも普段伝えられない気持ちをAFRIKA ROSEの薔薇に託して
贈られてはいかがでしょう?
by Oyaji M