宙書道院
『渋谷商店部―恵比寿エリア―』
2016年10月27日放送
ゲスト: 宙(そら)書道院 主宰 並河 博子 さん
宙書道院の玄関にかかる看板に描かれた「宙」の文字。「宙」には「大きく広がる」という意味があり、書道人口が減少傾向にある中、こらからは書道をする方が大きく増えていってほしいという願いを込めて付けられたそうです。看板からは並河さんの願いと共に暖かな自然のぬくもりを感じます。
教室は横浜と広尾にあり、生徒さんには近所の小・中学生や主婦の方を含め様々な方が通っていますが、広尾の教室は仕事帰りの会社員や外国の方も多いとのこと。男性の生徒さんも増えています。字が上手になりたいと言うだけではなく、雑然とした日常から離れて書道をすることで、また他の生徒さんとお話することによってリフレッシュされることに喜びを感じている方も多いそうです。
書道教室と言うと「机に正座して、お手本通りにひたすら文字を書く!」というイメージが強い方も多いのではないでしょうか? 宙書道院さんでは、快適な椅子席で、基本的なお稽古はもちろんのこと、「結婚式のご祝儀袋やお茶会のご案内を上手に書きたい」と言うような実用的な希望にも対応してくださいます。
また「字があまり綺麗ではないのですが、今から書道を始めても綺麗に書けますか?」という質問に対して、並河さんからは「綺麗な字は書けます!下手って誰か決めたんですか〜下手なんてないですよ!」と驚きの回答が返ってきました。
「年齢に関係なく始めることができる所が書の良いところであり、書には正解はありません。個々の字があって良いのであり、お稽古を積むことで、新しい形の字として更に広がります」とおっしゃっていました。書道は自分らしさを表現すること、相手に伝えるということが大切なのですね。
興味深いお話をたくさん聴かせていただき、書道の魅力を再発見した想いです。ぜひ宙書道院さんに足を運んでみてください。「新しいあなた」が見つかるのではないでしょうか?
放送を聴き逃してしまった方は以下のURLでお聴きになれます。 https://note.mu/shiburadi/n/n591cf34c3999
(ちゃんきー記者)