にほんぼう
『渋谷商店部―恵比寿エリア―』放送レポート!
2016年9月15日放送 ゲスト: にほんぼう 店長 渡辺英津子さん
「にほんぼう」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
そう、私たち日本人には欠かせないお箸の専門店です。 お箸といったら、お皿やお茶碗などの「添え物」として販売されるのが一般的ですが、「にほんぼう」はお箸が主役のお店です。近頃は徐々にお箸専門店も増えてきましたが、広尾に開店した当時は相当珍しがられたのだとか。「にほんぼう」はお箸メーカー「兵左衛門」唯一の直営店です。「お箸は食べ物」がモットーに福井県のお箸職人さんたちが一本一本丁寧に作っています。黒炭で塗られたシックなお箸から、彩り豊かな可愛らしいお箸まで様々な種類のものがあります。その中でも特に人気なのは、箸の中央が凹凸に手削りしてある「削り箸」、また「角箸(かくばし)」の一種で、全体が八角形に彫られているお箸。どちらもとりわけ物をつかみ易く、何より手にとっても馴染みます。外国の方もお箸についての関心が高く、お箸の使い方を聞かれることもしばしばなのですが、お箸を触ったことも、使ったこともない方でも、わずかな時間で使い方をマスターしてしまうのだそうです。(反対に子供の頃から長年お箸を使っている私たち日本人の持ち方を矯正する方が難しいんですって!)
また、番組中行った突然の持ち込み企画 ≪お箸マナークイズ≫も盛り上がりました!
皆さんは以下の問題答えられますか~?
Q1 次の3つのうち、存在しないマナーはどれ?
A)かけこみ箸 B)いきり箸 C)なみだ箸
A) かけこみ箸とは、ご想像の通り、お茶碗に口を付けて食べ物をお箸でかきこんで食べる食べ方のこと。テレビのCMなどではよく見かけますが、実はこの食べ方はNGなんです。まず大前提として、お茶碗に口を付けてしまうのはあまり良しとはされません。この食べ方はいわゆる「犬食い(犬のように食事をすること)」と呼ばれ、姿勢が悪くなる、肘をつきやすい、あまり噛まずに食べ物を流し込むといった姿勢、健康面などの理由から食事の際やってはいけないマナー違反とされています。
C)なみだ箸とは、箸でつまんだ食べ物の汁をポタポタ涙がこぼれるようにテーブルなどに落としてしまうことを指していますが、テーブルなどを食べ物の汁などで汚してしまうのは基本的に礼儀作法として良くありません。またそれと同時に、汁を落とさないようにと手を皿にして食べ物を口に運ぶというやり方も実はやってはいけない作法なんです!(←びっくりですよね!?)一見上品に見える食べ方ですが、これはNG。手の代わりに小皿を使えば大丈夫とのことですよ。
というわけで正解は……B) いきり箸!
Q2 「割り箸を割った時、ささくれができてしまったら、擦りあわせて取っても良い」(○×形式)
正解は………×(バツ)!
割り箸のささくれが口の中を傷つけてしまうと怖くて、ついついやってしまいがちですが、マナーとしては、これも控えるべき行為のひとつです。もしもお食事の席で、割り箸にささくれができてしまったら、自分で何とかしようとせずに、お店であれば素直に新しいものに替えてもらうのが良いでしょう。こんな時には「マイ箸」を持っていれば安心ですね。
≪お箸マナークイズ≫いかがでしたか?今回の放送を通して私たちもお箸に関する様々なことを学ぶことができました。皆さんも是非 お箸専門店「にほんぼう」に足をお運びください!
(記者:まいまい)