上を向いて歩こう
広尾散歩通りのハナミズキがいよいよ彩を増してきました
清らかな白、やさしいピンク、元気な赤と木によって趣は違いますが、初々しい若葉の緑と相まって何とも言えないかわいらしい街並みの風景を作っています
下から見上げると、春の光に照らされた薄く小さな葉っぱの葉脈まで透き通るように見える光景に愛らしさを感じます
それならと
春を満喫するために
今日は上を向いて歩くことにしました
まずは広尾散歩通り
するとこんな発見も!
ハナミズキにだれかが野鳥の巣箱を取り付けたのですね
住人はいるのでしょうか?
あっ、こちらにも
これは鳥が自ら作り上げた本物の巣のようです
ドラッグストアーの壁のてっぺんに並ぶ照明器具の影が音符のように並びます
横丁に入って見上げると広尾湯の煙突が・・・
実直で律儀な広尾湯のおやじさんの人柄が、煙突の形にも、「広尾湯」の文字にも表れているような気がします
四季の移ろいを一番感じられる有栖川宮記念公園も上を向いて歩きます
斜面に立つこの木
まるで春が手裏剣になって飛んでくるようです
この季節のコントラストはやはり透き通る美しさです
広尾散歩通りから東京タワーを望む東方面に見えるもっこりとした森を作ってくれているのがこの辺りの樹々です
まだ葉をあまりつけていない高木は下から見上げるとその高さを実感します
イチョウの葉も生まれたばかり
以前開かれた公園の樹木見学会で、イチョウの木がこんなに太くりっぱに育つのは日本だけだと聞きました
自然界の生存競争ではイチョウはやや弱い立場にいるようで、海外では「良い場所」は確保できずに、日陰や斜面などに生息し、ヒョロヒョロした木が多いとか
日本ではとても大切に育てられているのでみごとな樹形をつくれるようです
騎馬像そばのベンチに座って見上げたらこの風景
サトザクラの関山(かんざん)が満開です
帰りがけにみつけたのがこれ
池のほとりの木に何かがあります
模型の飛行機が引っかかってしまったようです
なんとか取れそうなんだけどなぁ
ちょっと歩いただけでも “上” には沢山の発見がありました
緑の多いこのエリアならではの楽しみです
感染症対策はしっかりとしながらも、天気の良い日にはお外に出ましょう
by Oyaji-M