脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

2022.2.28

ここ数年「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」という病名をよく聞くようになった。

背骨の中を通る長いトンネル状の空間が脊柱管。

様々な原因でその空間が狭まり、中を走る神経を強く締め付けることで坐骨神経痛やしびれ、また痛みや疲労感でまとまった距離を歩けなくなる間欠性跛行を引き起こす病気とか。

初めて聞いたときは

「なんですか、それ?めずらしい名前の病気だねぇ」

という感じだったが、何人もの知り合いが同じ症状に悩まされたことで

今では「セキチュウカンキョウサクショウね」

とスラスラ口からでる程になってしまった。

手術をしても、まだ痛みやしびれが残り、ゆっくり歩くのも大変そうな方もいる。

 

そんな折、広尾散歩通りに腰痛専門のコンディショニングスタジオ「SPINE CONDITIONING STATION」が出来た。

そちらでセカンドオピニオン外来を担当され、運動療法を用いた腰痛治療研究の第一人者である金岡先生の著書「脊柱管狭窄症 どんどんよくなる劇的1(ワン)ポーズ大全」を読ませていただいた。

脊柱管狭窄症とはどのような病気なのか、なぜ発症するのか、どんな人がなりやすいのか、どうすればなりにくい体になるのかがわかりやすく順を追って書かれている。

 

読んでみて「ヤバいむかっ (怒り)と思った。

 

発症リスクを高める原因で思い当たるフシが多々ある。

高血圧もしかりだが、問題は腰椎ばかりに負担をかけている姿勢や動作。

「このままのグタグタ生活を続けると、オレ、きっとなるな、これ」と。

 

過去に2回ギックリ腰の経験はあるが、現在は落ち着いている。

「今のうちに何か手を打たねば」

本の中では、発症しにくい体にするための、1ポーズ(簡単なエクササイズ)が、生活場面別に書かれている。

すでに腰痛のある方には痛みの症状別に改善ポーズが紹介されている。

何事も三日坊主の私には続けやすいことが最低条件なので(威張ることではないが)寝る前に布団の上でできる「ハンドニー」のポーズをすることにした。

四つん這いの姿勢から片腕と反対側の足を床と平行に上げるだけ。

なまけ三昧のこの体。

やってみると腕がプルプルして、最初はなかなかピタッとは止まらない。

呼吸も大切。

体幹強化の1ポーズだ。

 

もちろんお写真は私ではありません。

SPINE CONDITIONING STATIONのHPからお借りしたもの。

こんなにも格好良くできたら・・・・・。

 

まだやりはじめて日は浅く、まったくもって個人的な感想だか、すでに違いを感じる。

歩いていて腰が安定しているような気がする。

気のせいか、なんだか少しだけ腰の位置が高くなったような気分がして嬉しい。

言ってみれば、この1ポーズはこれからの人生を左右しかねない大切なこと。

還暦を過ぎたこれからでも遅すぎることはないだろう。

良いタイミングで良い本に出会った気がする。

当然のことながら、腰痛の症状によっては運動療法が逆効果になるので専門医に相談するようにと症例を示しての注意書きもある。

腰はすべての動きの要。

悩んだ時には、金岡先生にも診ていただけるSPINE CONDITIONING STATIONを訪ねようと思う。

広尾商店街の日記一覧へ