デンマークパン BROD
東京メトロ日比谷線・広尾駅から広尾散歩通りに入ると、交差点の角から
ヴィノスやまざき
福寿司
BOND
ブルーボトルコーヒー
広尾湯
と並び
小道を挟んで短期間のポップアップショップが開かれるコンパクトなスペースがあります。
今回はそのポップアップショップのお話です。
大使館やインターナショナルスクールも多く、国際色が豊かと言われる広尾。
最近は外国の方がポップアップを開くことが度々あることにお気づきでしょうか?
昨年はスウェーデンのチョコレートのポップアップもあり、スウェーデン人の社長さんも販売に駆けつけていました。
日本でしか買えないチョコレートということもあり、みごとに完売。今年もまた出店を決められたようです。
実は私がとっても楽しみにしているポップアップが2月1日(火)~6日(日)にやってくるのです。
いつもはオンラインショップのみで販売しているマイクロベーカリーですが、昨年、広尾散歩通りでポップアップをされることを知り合いから教えてもらい初めて出会いました。
デンマークのパンと言えば、思い浮かべるのがデニッシュというイメージ。
バタータップリで何層にも層をなしているパンで甘いクリームやジャムが乗っていて、私にとってはお菓子感覚のパンです。
何十年も前ですが、広尾駅近くにもあったチェーン店「アンデルセン」を思い出します。
BROD店主のクリスティーナさんが焼くパンはそのイメージとはまったく違い、自然酵母を使って作られたビッグサイズのサワードゥブレッドがテーブルにまるままドン・ドン・ドンと置かれていました。
BRODのホームページを見ると「そうあるべき本来の姿」というタイトルで以下のように書かれています。
「パンの本来あるべき姿とは、栄養があり、健康的で、満足感が得られ、保存料や化学調味料などの添加物が一切ないもの、これがBRODの目指しているものです。
オーガニックで、自然栽培された原材料を大切にしております。ですので、サワー酵母には、私たちは一番注力しております。時間をかけてゆっくり自然発酵されることがポイントとなります。
そこに厳選された種、ナッツ、ベリー類、スパイスにハーブなど多種多様な材料を追加しいていくことにより、私たちの焼き上げるパンは味わい深く、栄養価をましていくのです。」
今まで食べたことがない美味しさでした。
パンの味には人一倍うるさい知人も「これは美味しい、本物よ!」と。
食レポが下手で言葉ではうまく伝えられませんが「そうあるべき本来の姿」に書かれていることが直球で感じられる美味しさです。
北海道産有機小麦粉と有機エキストラヴァージンオリーブオイルで作ったサワードゥ種のフォカッチャも家族皆でいただきました。
ふと思いました。
クリスティーナさんが目指すデンマーク本来の味を、街歩きの途中で求めることができる。
これこそが, 広尾の「国際色が豊か」ということなのでしょうね。
ポップアップの期間中、キッチンで焼きあがったばかりのパンが毎日並びます。
今回は定番のパンたちに加え、ヘルシースナックや新作も登場予定らしいのです。
お店の時間は10:00~16:00と聞いていますが、昨年は早々と売り切れてしまった日もありましたので、今回はしくじらないように早目に行きます。
とにかく楽しみです。