店頭でお茶を焙じるこうばしい香りでも有名な広尾の老舗『星野園』さん。

お茶好き＆珈琲好き（珈琲豆も販売されてます）なので、かなり頻繁にお邪魔しております。

お買い物ついでに、茶葉が並ぶケースを覗いたり、色とりどりの和紙を貼ったかわいい茶筒、小さい急須なんかを眺めるのも楽しみで、キョロキョロしております。

先日、お会計をしていただいてる最中、ふと目に止まった奥の棚、３つ並んだ茶筒。

モダンなデザイン。

白地に赤い、日の丸？

1964  TOKYO   って、東京オリンピックですか、56年前の！

「当時のですか」

「何でこんなきれいなままなんですか」

いつも穏やかで優しいご主人＆奥様、質問の連投にも、丁寧にいろいろと教えていただきました。

当時、記念品として作られたのではないか、とのこと。

缶に直接印刷されている珍しいつくり。

長い間しまっていて、その後ご自宅に飾られていたそうです。

それにしても、50年以上前の物とは思えないモダンで上品なデザイン。世界へ向けてデザインしている感じ。

ご夫婦が大事にされてきたのが伝わってくるきれいさ。

３つのサイズが揃っている姿もかわいい。

欲しい・・・（もちろん非売品です）。

シャイなご夫妻は、顔写真NGでしたが、前回のオリンピック当時は高校生だったという奥様からは、「マラソンは見に行きましたよ」という思い出やオリンピックを境に、それまでは土だった道路が一斉に舗装された、街が見違えるほど変わった、そういった「変化」が一番記憶に残っているというお話を聞かせていただきました。

お買い物に行かれたら、ぜひ半世紀以上前の『1964  TOKYO 缶』をご鑑賞ください。

ちなみに私のお気に入りのお茶は、『抹茶入り玄米茶』。

ほっとする香りと味です。

（美容室のaizawa）